今回のご依頼は、GIGABYTEのGA-8IGML-Tのコンデンサ9本の交換作業です。
このマザーボードは2002年発売のマザーボードで、やはりコストダウンのためか中国製や台湾製の安価なコンデンサが利用されていました。GIGABYTEといえば今でこそ「オール日本製固体コンデンサを採用」を謳ったマザーボードを発売するメーカーですが、当時はコストダウンに必死だったのでしょうね。
緑枠部分:16V 1500μF
赤枠部分:6.3V 1000μF
まずはCPUの周辺の大きなコンデンサ3本を交換します。 取り外したコンデンサはCHOYOという中国のメーカーのコンデンサ。2002年あたりに製造されたもので、やはり評判がよろしくない模様です・・・。
交換に使用するコンデンサはルビコンのMCZです。
16V 1500μFで10φの製品を利用します。
サクッと交換完了。
続いて、AGPスロット周辺の小さいコンデンサ4本とメモリスロット付近の2本を交換します。
若干の膨らみがあります。
交換に使用するコンデンサはサンヨーのWGで、依頼者様がご用意して下さいました。
サンヨーのコンデンサは高信頼で評判で、一昔前のマザーボードのVRMの一次側等、特に信頼性が要求される部分に使用されている事が多かったようです。
サンヨーのコンデンサは高信頼で評判で、一昔前のマザーボードのVRMの一次側等、特に信頼性が要求される部分に使用されている事が多かったようです。
今の固体コンデンサが主流になったマザーボードでは「SEPC」という固体コンデンサがよく利用されています。ちなみにサンヨーでは固体コンデンサの事を「OSコン」と称して販売しています。